Mac庵 便り

ヘリコイドリング

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一眼レフのマニュアルフォーカスのカメラで一番良く操作する部位は、ヘリコイドリングだろう。
一回シャッターを切るまでに、何回ヘリコイドリングを右や左に回すのか。
オートフォーカスでは全くしなくなった作業を、それがこの一枚の全てであるかのようにリングを回し、戻し、また回す。

被写体にフォーカスすると言うことが、写真を撮るいくつかの作業のうちの一番のウェイトを占めていたのは昔の話だろうか?
その作業の多くをカメラにゆだねることが出来るようになった、「写真を撮る」という行為。
撮り手はいったいなにをしてるのかと、ふと疑問に思うことがある。
撮る楽しみが少し違う方向へ行き出したような気がする。

かたや、デジタル一眼を駆使するプロのカメラマンは、撮った撮影データを現像ソフトを使って現像して編集者に渡す、などという今までしていなかった作業をしている。
シャッターを切って完結していた写真撮影は、趣とともにその様を変えつつある。

などと、このなんとも心地よい抵抗を楽しみながらヘリコイドリングを回して、そんなことを考えた。
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by macbook_gun | 2006-11-03 22:48 | Photo